クリスマスローズ

3年前に家を建て替えた。
それまでの家は、亡くなった父が日本庭園風の庭に仕上げており、私が手を入れる隙間は無かった。
建て替えに際して、父の残した庭をどうするか悩んだが、大きな樹木は残して後はすべて取り去った。
それなりの花壇スペースが確保できた。
その年、妻が知人から花の苗をもらってきた。
苗の名前は「クリスマスローズ」と言う、初めて聞く名前だった。

硬い葉で、素っ気の無い苗姿だったが、花壇の片隅に植えた。
翌年冬1月に白い花を咲かした。
真冬に咲く花は可憐だった。
それから夢中になった。

園芸店でこの苗を探したが、私の地方では苗を置いている店は極わずかだった。
店にある苗をほぼ全部買い占めてきた。
その年は30鉢位になった。

この花は夏を越す管理が結構大変で、栽培する場所を選ぶ。
花壇の樹木の下にも植栽した、3〜40株位になるはずだ。
クリスマスローズは、3年苗から花を咲かせ始める。
昨年は10鉢ぐらいが花をつけた。
今年は大半が花をつけるはずだ。

2003年春
2004年2月、My Gerden

この花はクリスマスの頃から咲き始めるので、クリスマスローズと呼ばれるようになったという。
バラとは違うキンポウゲ科の植物。
花の無い冬の時期に、下向きにひっそりと花をつける。
霜が降りても、雪が降っても可憐に花を付けている。

花と呼ばれている部分は花弁ではなく、実は額の部分らしい。
そのためか2〜3ケ月咲き続ける。
夏の高温多湿さえ気をつければ栽培は比較的楽な植物だ。
半日陰や、大きな落葉樹の下が最適地。
鉢植えだと夏の暑さを避けやすいので育てやすい。

オジサン、今年も相変わらず目を細め愛で、夢中になっている。

                     2004.2.22

 

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