投稿 / 歌詞集
戦前から歌われてきた闘争歌、
Gさんから投稿いただきました。
ワルシャワの労働歌
  暴虐の雲 光をおおい
敵の嵐は荒れくるう
ひるまず進め
われらが友よ
敵の鉄鎖をうちくだけ
自由の火柱輝かしく
頭上高く燃えたちぬ
今や最後の戦いに
勝利の旗はひらめかん
起て はらからよ
行け戦いに
聖なる血にまみれよ
砦の上にわれらが世界
築き固めよ勇ましく
同志は倒れぬ
 正義にもゆるたたかいに  雄々しき君は倒れぬ
  血に汚れたる敵の手に  君はたたかい倒れぬ
  プロレタリアの旗のため
  プロレタリアの旗のため
  踏みにじられし民衆に  命を君は捧げぬ

 冷たき石の牢獄に  生ける日君はとらわれ
   恐れず君は白刃の  嵐をつきて進みぬ
  プロレタリアの旗のため
  プロレタリアの旗のため
  重き鎖をひびかせて  同志は今や去りゆきぬ

 真黒き夜の闇はあけ  勝利のあしたは今や来ぬ
   倒れし君のしかばねを  われらは越えて進みなん
  時は来ぬいざ復讐へ
  時は来ぬいざ復讐へ
  わが旗赤く空に燃え  勝利の明日今や来ぬ

同志よ固く結べ
   同志よ固く結べ  生死をともにせん
  いかなる迫害にも  あくまで屈せず
  われらは若き兵士  プロレタリアの

 固き敵の守りよ  身もて打ちくだけ
  血潮に赤く輝く  旗をわが前に
  われらは若き兵士  プロレタリアの

 打ち進む赤旗を 血潮もて燃やせ
  爆破せよ心臓を 暴虐の敵を
  われらは若き兵士 プロレタリアの

 朝焼けの空仰げ  勝利近づけり
  搾取なき自由の国  闘いとらん
  われらは若き兵士  プロレタリアの

 暴虐の敵すべて  地にひれ伏すまで
  真紅の旗を前に  闘い進まん
  われらは若き兵士   プロレタリアの

寸評 これもよく知りませんが、「開けゆく歴史」と友に戦前から歌われてきた歌のようです。音域が狭いので歌いやすいと思います。
国際学生連盟の歌
  学生の歌声に  若き友よ手をのべよ
かがやく太陽青空を  ふたたび戦火で乱すな
われらの友情は  原爆あるも断たれず
闘志は火と燃え  平和のために戦わん
団結固く  わが行く手を守れ
寸評 これもよく知りません。コサックダンスを踊ってみたくなるような、いかにも露西亜露西亜した旋律です。聞いた話では「全学連の歌」というのもあるらしいのですが、だれかご存じではないでしょうか。
人民遊撃隊の歌
 五台山の峰から  済州島まで
  森の中をわけ谷を越え
  祖国の自由を血で守る
  われらは遊撃隊  朝鮮の息子
  吹雪をついてつき進む  人民の銃剣

 星もいてつく山の夜も
   岩も灼けつく 洞窟の昼も
   人民の旗守り のろしをあげる
   われらは遊撃隊  朝鮮の息子
   侵略の敵うちくだく  人民の銃剣

寸評 朝鮮での歌。金日成主席死亡の報が流れたとき、何かないかと思って探したら見つかりました。四七抜き音階に短調と、日本人の感覚にあう曲です。これも「インターナショナル」以上に歌われた可能性のあった曲だと思います。
憎しみのるつぼ
1 憎しみのるつぼに赤く灼くる
  くろがねの剣を打ち鍛えよ

 圧制の砦よし固くも
  暴虐の嵐よしすさぶとも

 同士の腕よ固く結び
  同士の誓いよ高く胸うち

 屈辱の歴史その日閉ずる
  最後の闘いをたたかいぬかん

 深紅の旗を見よ屍の
  築きなす砦にひるがえる見よ

寸評 露西亜革命の時に歌われた歌で、元は十九世紀末からある歌のようです。曲は、なんだか賛美歌のような感じになってしまいました。
第七旅団の歌
 おいらの生まれはここではないが
  おいらの胸はここに高鳴る
  頭の(頭の)上には(上には)同じ旗が
  容赦なくまた常に容赦求めず
  おいらは(おいらは)戦う(戦う)
  為に来たのさ
  第七旅団の征くところ
  ファシストは滅ぶ(滅ぶ)
  第七旅団の征くところ
  ファシストは滅ぶ
  進め 進め

 妻と子供を家に残して
  世界の果てから集まり来しは
  一歩も(一歩も)退却(退却)するためならじ
  おいらの数は少ないけれど
  おいらは(おいらは)戦う(戦う)
  為に来たのさ
  第七旅団の征くところ
  ファシストは滅ぶ(滅ぶ)
  第七旅団の征くところ
  ファシストは滅ぶ
  進め 進め

寸評 西班牙革命時に歌われた歌。
開けゆく歴史
 開けゆく歴史を血にかざる
  われらは若きプロレタリア
  おいめの鎖 友よいざ断たん
  屍こえ血潮の海を行き
  矢叫びの嵐に いざ向かわん

 圧制に悩むえんさの声
  闇の呪いを日毎聞く
  おいめの鎖 友よいざ断たん
  屍こえ血潮の海を行き
  矢叫びの嵐に いざ向かわん

 へだてのとりで堅くとも
  暴虐の嵐強くとも
  おいめの鎖 友よいざ断たん
  屍こえ血潮の海を行き
  矢叫びの嵐に いざ向かわん

 熱き誓は胸に燃えて
  赤き血汐はかけめぐる。
  おいめの鎖 友よいざ断たん
  屍こえ血潮の海を行き
  矢叫びの嵐に いざ向かわん

 輝く勝利はわれらがもの
  栄あるいさおはわれらがもの
  おいめの鎖 友よいざ断たん
  屍こえ血潮の海を行き
  矢叫びの嵐に いざ向かわん

寸評 これも戦前から歌われた歌です。曲は欧州のメーデーの曲らしいです。日本では昭和四年に禁止になりました。
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