管制塔被告支援連帯基金  
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WEBサイトで取り組まれた管制塔被告支援連帯基金への管理人の思いを綴った関連日記を抜粋し、時系列で編集しました。


■2005.7.17  night   管理人 wrote

旗旗さんの、すべての「元活動家」への提起 は結構マジに受止めた。
一九七八年三月二十六日の管制塔占拠闘争は報道で知る範囲、当時長男坊は二歳で子育てに無我夢中だった。

>さんざんに彼らを持ち上げてきた私たちが、今、ここで、彼らにかけられている攻撃と報復につき、見てみぬふりをし、口をぬぐって生きていくことは、なんというか、活動家や左翼以前に、人間として最低の唾棄すべき生き方のように思うのです。

私はこういう表現に弱いのだ。
>それが8年にもおよぶ獄中生活を、私たちにかわり強いられ、さらに今生活まで破壊されようしてしている戦士たちに対する、文字通り最低限度の人間として「仁義」だと思います。

茶化しているつもりは無い。
かつて、世間様に異議申し立てをし、闘った仲間の多くが語らない。
「少しでも良い、出来る事からまたやらないか・・・」
「・・・・・今更」
こんな反応を何度か受けた。
私も寂しい思いをず〜っと感じている。

管制塔被告団の統一口座が開設されたという。
口座名 「管制塔被告連帯基金」 00130-3-445762
振り込め詐欺ではないから、その点は安心を。
私には義理は無いし、知った事全てに関われるほど余裕も無いが、それでも出来る範囲のカンパはしようと思う。


■2005.7.20  morning   管理人 wrote

Another Girl から I Need You に曲が変わる。
フロント左手を見ると、次男坊がこちらを見ている。
私が家を出るときには、まだ起きていないようだったのに。
追いついた彼は、信号が変わるとアクセル全開、スーパーカブは見る間に小さくなった。



昨夜、いつもの様に”おっとせい”さんの日記を見に行く。
18日(月)の日記に、管制塔被告団の統一口座開設の内容が紹介されている。
私とほぼ同時期の告知。
続く二人の息子さんの記述、読んでて何時も顔がほころぶ。

>子供のこういう表情は、ただただ、いいなぁ、と思う。この世界の全てに目的はないのかもしれないが、子供の笑顔や喜ぶ顔を増やす、というのを、目的にするのはアリだと思った。

おっとせいさん1964年生(HPで公開)、1976年の管制塔闘争時は引き算でいうと小6か中1のはず。
私は1948年生、管制塔闘争のころは既に闘争から遠く外れていた。
詳しくは知らないが、当時の闘争はセクト毎に細分され、セクトの闘争の色合いが強かったと聞いている。
私が「義理が無い」といったのは、三里塚闘争自体でなくそういうセクト色の強い闘争についての気持ちの範囲。

極めて私事だが、私は職場の管理責任者として、今期の賃金の大幅な見直しをした。
都市部は景気が上向きといわれているが、ローカルはどん底。
比較的おうような団体が勤め先だが、それでも景気の消えこみは避けて通れない。
管制塔戦士の給与差し押さえ1/4と同等程度の賃金の圧縮を余儀なくされている。

ほぼ二人の子育てが終了し、経済的な余裕が出ると楽しみにしていた矢先。
「これからと思っていたのに、私たちつくづくお金に縁が無いのね!」、妻の一言。
諦めなければいけないことも幾つか出てきた。
・・・・出来る範囲のカンパといったのは、こんな私的な事情。

旗旗さんのつぼを押さえた訴えは、セクトの範囲と世代を少し超える力を持っているようだ。
幅広い取り組みに拡がることを祈念しています。


■2005.7.23  night   管理人 wrote

「正義は管制塔占拠の瞬間も現在も私たちにある」
http://jioos.podzone.net/




■2005.7.24  morning   管理人 wrote

本サイトのご利用について
本サイトは、三里塚空港反対闘争のさなかに決行された3.26管制塔占拠闘争の仲間に(勝手連的に)連帯する目的で作られています。
反対運動やこの闘争にかかわる議論は多々あると思いますが、本サイトは情報交換の場で議論場ではありません。無用の煽りや運営妨害と見なされるコメント・トラックバックは削除することがあります(議論の場として、掲示板を指定させていただくか、新たに作成する予定です。)よろしくご協力の程、お願い申し上げます。

これは、○だ。
掲示板やブログ上の議論には癖々している。
相反する思想や主義は、たかだかなスペースと空間のWeb上で相互理解を得られるなどとは思っていない。
感情の投げ飛ばし、罵倒、中傷が常に横行している。
現時点でのWebサイトの最大利点は「情報交換」。

「Justice On Our Side」
少し言い過ぎと思うのだが・・・・、
仲間に発するメッセージはこれくらいの膨らましは有っても良いと思う。
「議論はとりあえず置いといて、行動しよう!」
これは日大全共闘の最大の思想・・・、
否、キャラクターだったと思っているのだが。

今日はこれから、金曜サロンメンバーの御大が主催する講演会へ参加します。

暗い水の流れに 打たれながら 魚たち のぼってゆく
光ってるのは 傷ついて はがれかけた鱗が 揺れるから
いっそ 水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば 楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて 魚たち のぼってゆく  

勝つか負けるか それはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました  

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が 笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながら のぼってゆけ
  ファイト! 作詞・作曲 中島みゆき 


■2005.7.27  morning   管理人 wrote

>党派ではなく「管制塔基金」にカンパを集中しよう!

これも・・・・、○ 。


旗旗さんは、
第一にそれが党派のためになる。
第二に、・・・・・・・・中略、「腐ったてめらに一億たたきつけてやる!」という意地を見せてやるためにも、党派への募金ではなく、統一口座に燎原の炎のごとく、自然発生的にカンパが集まったほうがよいと思います。そしてそれはおそらく、この社会全体のためにも良いことだと思うのです。
第三に、略
第四に、略

と色々書いている。

こういうのを「異議なし!」と云うのだ。
でも大変だ、給料は減る一方なのに、
息子にカンパ、これにもカンパ。
私はタバコも飲まないし、酒も滅多に飲まない、
大義と小義のために何を節約したらいいのか (トホホ)。

口座名 「管制塔被告連帯基金」 00130-3-445762
郵便局が都合が良い

■2005.8.16  night   管理人 wrote

おっと・・・この写真は!。
私が三里塚へ出張ったのは大学も三年か四年或いは五年の頃、数回。
記憶がズタズタだから、時系列の正確さは極めていい加減ですが。
1971年3月16日に発行された毎日新聞のエコノミスト表紙に、私が座り込んだ隊列が映っていた、これだけは正確。
大事に30数年とってあった。

1971年3月16日号

一年半前2004.2.17の管理人日記に、懐古趣味的に載せた写真だ。
内緒だが・・?、その被写体の時は千葉*庁に採用が内定していた仲の良い先輩と一緒に出かけていた。
三里塚には余り縁が無かった日大全共闘が馳せ参じたのだから、多分全都動員・・・か、全国動員だったのだろう。
これ以上書くとその先輩に迷惑が掛かるからその詳しい話題は止めるが。
とにかく、後ろに杉並と書いた赤ヘルをナップサックに隠して出かけたのだ。

旗旗さんのブログに紹介されている「抵抗の大地」というDVDのカバー写真。
この座り込みの後ろに私が居る。
この後、短い樫の棒を持ったML派の部隊が機動隊に突っ込んでいった。
私とその先輩といえば、泥だらけの野原を逃げ回った記憶しかない。
何度も云うが、一緒の先輩は千葉*庁に採用が決まっていたのだ。

抵抗の大地

>1971年1月、千葉県成田三里塚の地に、突如として万余の警察機動隊が押し寄せた。空港建設に反対する農民から、土地を強制収用するためだった。農民に一言の相談もなく、有力政治家達の都合だけで土地を取り上げようとする政府の態度に怒った農民は、捨て身の抵抗でこれを迎え撃つ!
(DVD紹介記事より)

http://jioos.podzone.net/
僅かでもいい、出来る範囲のカンパを !


■2005.8.21  morning   管理人 wrote

私は”センキョ”闘争支援なのだ。

9MBとデカイ、
ブロードバンドでないと辛いかも。
一度ダンロードして、アクロバットで開く方がベター。

リンクの上にマウスポインターを置く
右クリック
「対象をファイルに保存」をクリック
保存場所を決めて「保存」
アクロバットリーダーでダウンロードしたファイルを開く

管制塔連帯基金への呼びかけチラシが開く
郵便局の振込用紙が刷り込まれている。
(会社の?)プリンターで、(大量に?)プリントする。
お金が乏しいオッサンは、連帯を拡げる事でさらに支援する。

管制塔”占拠”被告連帯基金

Acrobat Readerのダウンロードはこちらから
アクロバットが無い方はこちらから、フリーソフト。

■2005.8.22  afternoon   管理人 wrote

管制塔被告連帯基金のカンパを持って、昼休み郵便局へ出向いた。
今回はダウンロードしたチラシの振り込み用紙で窓口へ。
受付嬢、チラリと振込用紙を覗き込み、何やら不満そう。
「何か?・・・・・・・」

振込用紙を差し戻し、二部複写の振込用紙を差出す。
申し訳なさそうに云う、
「こちらに書いていただけませんか」
「これインターネットから落としたもですが、ダメですか?」
「・・・・・・・・・・。」

ここでもう一押ししようか(切れようか)一瞬迷ったが、止めた。
郵便局は私の職場のビル内、
振込用紙には「管制塔被告連帯基金」と刷り込まれている。
要は”日和見主義”をとった訳、
否、大義の前の小競り合いを避けたと言い訳しておこう。


乏しい小遣い、虎の子の万札とネットで落とした振込用紙を引っ込め、おずおずと脇のカウンターへ。
頂いた立派な二部複写の振込み用紙に書き直した。
多分強く言えば、ネットの振込用紙でも通用したと思うのだが、
郵便局は私の職場のテリトリーの中、
再度、大義の前の小競り合いを避けたと言い訳しておこう。

■2005.8.26  morning   管理人 wrote

管制塔占拠被告連帯の集会が9月18日に開かれるようです

報告:鎌田慧(ルポライター)、
元管制塔占拠闘争被告 ほか

日 時:9月18日(日)午後1時半
会 場:文京区民センター3A
     (JR線水道橋駅下車徒歩10分)
     (都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅下車すぐ)
     (地下鉄丸ノ内線・南北線後楽園駅下車5分)
     (都バス大塚−錦糸町/大塚−上野公園・春日下車3分)
     (都バス池袋東口−上野公園・春日下車3分)
参加費:700円
主 催:同実行委員会

連絡先:市民のひろば
    東京都千代田区三崎町3-1-18近江ビル4階
    TEL03−5275−5989
    FAX03−3234−4118

一つ気になったというか、腰が浮いてそわそわしてしまう事が関連のブログに書かれていました。

前略)・・・・そういうわけで、当日「あの感動を思い浮かべる」ようなどんな恰好で参加する事も構わないという「お墨付き」が主催責任者から出たわけです。つまりヘルメット姿もオッケーです。鎌とハンマーのメットに赤ヤッケでも「戦旗」メットでもベトナムの星メットでも茶色メットでも白ヘルに「反戦」でも青ヘルでもモヒカンメットでも構いません。何でもおっけー!当時のゼッケンをお持ちの方はそれで登場してもぜんぜん構わない。ほとんど「コミケ」状態!\(^o^)/ ただ一点「現在の党派運動を誇示する」意志を表示する事だけはおやめください。あくまでも「コスプレ」という事でご了解ください。
(旗旗さんホームページより抜粋転載)

これって楽しそう(不謹慎で済みません)、近くなら行くのに。
モヒカンの理闘委のメットをさっそうと(くたびれ)ハゲ頭に被せ。
1978年組の集会へいざ出陣。
でもジレンマが、
田舎者が大枚はたいてカンパニアに馳せ参じるなら、その分カンパしたほうが良いのだ。
でも死ぬまでに一度でいいから日大全共闘のヘルメット姿みたいなあ。
首都圏の何方か、居ないかなあ

9.18集会


■2005.8.30  night   管理人 wrote

昨日、帰宅すると私宛の封書が届いている。
DMでもなさそうだし、宛名はボールペンの手書き、優しい文字だ。
差出人は東京都東村山市、心当たりが無い。
中には領収書と礼状が。

ア〜ア、分かった、管制塔被告団からのだ。
礼状の最後、「やつらに1億300万円の義憤を叩きつけるまでがんばります」
異議なしだ。
「ともすれば挫けそうになる私たち被告団とその家族を勇気づけ激励してくださり、本当にありがとうございました」
いいや、勇気づけられたのは私の方だ。

本当は匿名でカンパするつもりだったのだが。
郵便局のカウンター嬢に強要された二部複写の振込み用紙。
金額だけを書いて差し出すと、
「住所、氏名を書いてください」
極めて事務的に云われ、条件反射的に書き込んでしまった。


久しぶりの羽田はすっかり変わっていた。
急に決まった出張、昼過ぎ着で、夕刻とんぼ返りのビジネスツアー。
帰り際、山手線の人身事故で渋谷で20分ほど立ち往生。
危なく帰り便に乗り遅れる所、駆け足で土産を買って飛び乗った。


■2005.9.1  night   管理人 wrote

今日昼休み、食事の後の眠い時間帯、
おっとせいさんのページを開けて目を見張る。
ここまでやるか!
拳を握り、膝を叩き、歓声を上げて喜ぶ。
周りは何事かと訝しがった事だろう。
一度ご覧あれ。

災害の猛威にはこれほど脆いものなのか、先進国のアメリカでも。
直ぐに暴動や略奪が起きる富める先進国アメリカ。
人の不幸をあざ笑うほど、品性が下劣ではないが、
事が帝国アメリカで、ブッシュが出てくると微妙な気持ち。
世界の覇者、富めるアメリカに世界各国は災害救援募金の運動が起きるだろうか。
少し辛辣すぎるかな。

■2005.9.4  night   管理人 wrote

朝、妻とJAの朝市へ。
車中で管制塔基金の話をする。
「管制塔基金って何?」
知ってる事、している事を話した。

「人として見捨てて置けるか」
この下りになると声が上ずる、
妻と話しているのに、声が上ずる。
遂に涙声になる。

「そうね貴方、それは良いことですね・・・・」
この女性と一緒になって良かった。

■2005.9.5  noon   管理人 wrote

やっと一人支援者が出来た。
今の付き合いの仲間に支援をお願いするが、今一映りがよくない。
管制塔占拠?!?!・・・、テーマがテーマだけに皆が腰を引く。
イラクの平和と、管制塔占拠が抵抗無く繋がるには、それなりのキャリアが必要のよう。

私には、原発反対も、イラクの平和も、辺古野も同じ、何の抵抗も無く繋がるのだが。
でも・・・・・左翼じゃないぞ、
レーニンもマルクスも知らん。
理解するには、ちとお頭が足らなかったのが真実なのだが。

金曜サロンのメンバーで一人だけいた。
「カンパいいですよ、こんどの会で戻しますので立て替えて振り込んで置いてください」
長老格の御大、私が足元にも及ばないキャリアの持ち主。
サイフに僅かに残っていた万札を携え郵便局へ。
ゴタゴタは嫌なので、備え付けの二部複写でお昼休みに振り込んだ。



■2005.9.9  afternoon   管理人 wrote

ここんとこカウンターの伸びが少し上昇している、
何でかなと思っていたが、かなりマズイ。
何時からか管制塔被告連帯基金支援サイトにリンクが張られている。
”おっとせいさん”もしかり。

恐面のお兄さん方の中に紛れ込んだ羊の心境。
レトロおじさんがフラッシュバックして、虎の子のお小遣いをカンパした。
記念に足跡だけは残しておこうとブログにコメントに書き込んだ。
名所旧跡をバックに記念写真の乗りなのだが。

私シャ〜違いますよ、セクトじゃありませんよ。
勘違いされた方から何通かメールが。
救いなのは、責め立てるような内容が無い事。
ここで何度でも言い訳しますが、生粋のノンポリ全共闘なの、オジサンは。
でも、明治公園や代々木の公園で、並み居るセクトの旗の中に理闘委の黒旗をはためかした気分。
少しの自己満足、相変わらず乗りが軽いなあ。

■2005.9.18  morning   管理人 wrote

偶然って面白いものですね。
今朝おっとせいさんのHPへお邪魔していたら、高島屋の古い商品券を見つけたと書いています。
甘党のおっとせいさんはカステラを買ったと。
実は私も昨日見つけたのです。

妻が義父のお見舞いのお返しに、母からデパートの商品券を頼まれたらしいです。
ウヌッッ商品券・・・・・・・その話を聞いて、私は確か何時だったかもらい物で有った筈だと。
私の机の引き出しの奥から5000円也の商品券を発掘しました。
管制塔の基金にと後で後悔しましたが、発掘品は妻に上納しました。

管制塔占拠被告支援の基金は2000万円をこしたそうです。
この額が多いのか少ないのかの評価は出来ませんが、金額的にはまだまだな訳です。
私は未だ千分の一程しか出来ていません。
月初めは遠征もあるので結構タイトですが、今月の小遣いからあらためて送金するつもりです。
商品券、隠しておけば良かったなあ。

 影が長くなりました

庭木に毛虫がわいています。
軍手に長袖シャツ、割り箸を持って今から駆除です。


■2005.9.18  night   管理人 wrote

>今日現在連帯基金20,385,072円(インタープロ青分一部含む)。党派集約分として、インター1,200万、プロ青900万、戦旗500万、被告団2,000万の合計約6,638万。

(管制塔被告連帯基金支援ウエブサイトより)

今朝2000万円を超えたと、半分嘆き気味に書いたのですが。
まだ党派分の計上があるはずと期待も込めていましたが。
党派も結構頑張ってくれています、被告団の分というのは少し気になりました。
被告の方方は永い獄中生活、それに続く厳しい生活があった訳で、
2000万円も負担させたとすると、少し残念な気持ちもあります。

残りは4000万だ。
あと4000万だ。
気合だ、
気合だ、
気合だ・だ・だ・・・・。


■2005.9.19  morning   管理人 wrote

昨日は田舎の秋祭りにいって遅く帰宅しました。
寝ようとする頃から首筋、腕が異様に痒い。
歯を磨くに鏡を覗き込み驚いた。
右目がお岩様のように脹れ上がり、顔の相が変わっている。

何か食べ物に中ったのか、
鰯を酢でしめた寿司、オリーブオイルとにんにくのカルパッチョ、しこたま食べたのだが。
でも同じものを食べた妻はなんとも無し。
体調でも悪かったのか。

朝起きても症状に改善がない。
昨日、毛虫退治に精を出したが、肌には触れてないはず、しかし一つ思い当たる節もある。
元気な毛虫くんが大半だったが、所々に屍骸の塊があり毛が綿毛のようになっていた。
気になるので丁寧に葉っぱからそぎ落とし、一部は風に舞った・・・。
食中りなのか、毛虫の毛なのか、どちらにしても痒いのだ。

掲示板に農獣医の新参さんの書き込みが。
また一人、仲間が寄ってきてくれた。
とても嬉しい。
新参さん、いつかもう一度一緒にシュピレフコールしような。

鎌田 慧氏基調報告要旨
>果敢に戦ったものが損をするというのは正義に反する。
すでにかなりの額があつまっているということは支持があるということ。
果敢に戦ったものは支える、後に続くモノに果敢に戦ったものは報われるということ(=正義)をしめそう。
1億円を集めきって真に被告を奪還しよう。」

前田「隊長」からのアピール
>「管制塔を壊すのに三十分だった。4000万が三十分というのは案外国家はもろいのかも知れない。
国家の狙いは明らかだが、今回の国家の失敗は被告を合流させてしまった、昔戦ったものと今戦っているものを合流させてしまった、そして職場で生活している職場仲間をも合流させてしまったこと。」

(以上、旗旗さんブログからの転載)

インターネットはこの記事が読めるという一点に於いて素晴らしい、妻に「カンパは6000万を越したらしい」と報告していていると、涙声になるのだ。


■2005.9.20  night   管理人 wrote

>(元被告)児島純二さんは「連帯基金のWebサイトが立ち上がっているが、それを見るのがとても楽しい。中でも、カンパを寄せてくれた人のコメントを読むと、歳を取ったのか、涙ぐんでくる」と語った。
(管制塔被告連帯基金ウエブサイト、9.18集会報告より)

そんな事を云うと・・・・、私もまたまた涙が出てくるではないか。
日本の(新)左翼運動史の中で、今回の取り組みは初めてではないかと思います。
公式サイトにリンクのブログには「一度として勝った!、という経験をしたことが無いので、これでその気持ちを味わいたい」と言うような書き込みをしているものも見ました。

とにかく、私もこの公式ウエブサイトのリンクやトラックバック、コメントを見るのが楽しみです。
世の中変ったなあという感慨です。
ウエブの世界は、いわゆるネットウヨといわれるガキ供(不適切な表現ですが素直な気持ちです)の独壇場でしたが、溜飲が下がる思いです。

世の中、お金は大切です。
千円、二千円なら主旨はどうでもお付き合いで出せます。
万円となると、人はそのお金で出来る事と主旨とを天秤にかけます。
数万円となると、たいてい家族や自分のために出来る事の方に天秤が傾きます。
人の思いとはそういうもので、それは間違った事ではありません。
それでも集まったこの6千数百万円、国は大きな間違いを犯したのです。

余りの痒さに病院へ行っていました。
原因は”ケムンパ”君でした。
お寿司をご馳走になった叔母さん、疑ってご免ね。


■2005.9.23  noon   管理人 wrote

読んで欲しい・・・・

「自由と正義」9月20日、K君からの手紙


■2005.10.6  night   管理人 wrote

俺もそう思う。
絶対そうだと思う。
カンパの目標は1億2300万円にすべきだ。
謙虚な?)私が、「・・・べき」と表現するのは稀なのだ。

被告は皆を代表して、もう十分なものを既に払っている。
彼らが払ったものは、私らには代われないものだ。
その上に、彼らから2000万円も供出させるなんて酷だ。
彼等の負担している分は、カンパで賄うべきだ。
9月18日の日記にも書いたように、
俺もそう思う。

笠置先輩、 貴兄の弟子たちの面倒は、何千分の一だが私も見らせてもらいます。
旗旗さん、あんた気に入ったホント”男”だね。

■2005.10.15  night   管理人 wrote

少し興奮している。
Jさんからメールが届いている。
件名は「すざまじい勢い」、
管制塔占拠被告の連帯基金の事だ。

連帯基金は10月末が締め切りでの取り組みだったが、
連帯金事務局が10月20日を一応の目途でカウントを開始したらしい。
ここ数日、100万円を越す勢いが続いており、Jさんによれば260万円を記録した日が出たと言う。
公式サイトの大本営発表では10月12日現在時点8470万円。
Jさんの丸秘情報14日時点では目標まで1000万円を切った記されている。

今日は11月に予定している「イラクの報告会」の街頭ビラ配りを繁華街で敢行。
メンバーは女性二人と私の3名。
たかだか数百枚のビラ配って、それが何ぼのものかと云えばそれまでだが、
やると言ったらヤルのだ。
しかし、相変わらず反応は鈍いがそれは承知の上。

ビラ配り後、女性二人におじさんという奇妙な組み合わせで「お茶」を。
しかし金曜サロンで付き合いだして、ず〜っとそうだが、この二人の女性は街頭行動を外した事が無い。
この一途さには頭が下がる。
「管制塔のカンパ、どの位になりましたか?」、彼女は先月末私にカンパを預けてくれた。
「じゃ、私もしましょう」、もう一人の彼女からありがたい言葉が。

前田「隊長」からのアピール
>「管制塔を壊すのに三十分だった。4000万が三十分というのは案外国家はもろいのかも知れない。
国家の狙いは明らかだが、今回の国家の失敗は被告を合流させてしまった、昔戦ったものと今戦っているものを合流させてしまった、そして職場で生活している職場仲間をも合流させてしまったこと。」

(以上、旗旗さんブログからの転載)

こんな田舎の私のところでも、前田「隊長」のアピールが実現してますよ!



■2005.10.18  morning   管理人 wrote

黄昏時、夕陽が綺麗だ。
BGMはシャルル・クロー、乾いた声が薄闇に通る。
昨夜は、「昔左翼、今二児の母」と名乗る方のブログにずうずうしく訪問。
それにしてもMSNのブログはコメントを書くのに”サインイン”の難しい事前登録を強いてくる。
ブツブツ言いながら登録、これで同じMSNのJさんのブログにもコメントできる訳だ。



今晩から週末まで僻地への巡業出張。
予約の宿に「部屋でインターネット出来ますか?」と問い合わせを掛けると、
出てきた女将さんらしき方、「ヘッ・・・???」という意味不明のリアクション。
「こりゃ〜ダメだ」。

という訳で、HPの更新は週末までお休み。
10月20日が管制塔カンパの一様の集約日、ライブで知りたかったのに。
巡業先で管制塔のサイト開けるも、こりゃ〜また周りをはばかるし。
やっぱり、週末まで諦めるしかないようだ。



■2005.10.25  night   管理人 wrote

藪さんが鼻血もなくなりました(笑、という管制塔カンパ。
私は頭に登り上がる血がすこし少なくなりました(笑。
7月17日、ふとした事から目に付いた旗旗さんの呼びかけに、レトロ親父が時代を間違えフラッシュバック。
お蔭で、赤減る(丁度良い変換なのでそのまま使用)信奉者と間違われる事態に。
絶滅危惧種にKOUANのマークが再び付くのではと、少し緊張感が出ている昨今。

10月20日時点で9520万円。
「誰がこの展開を予想できただろう!」と関係者が皆口を揃えて興奮している。
でもね・・・・・、私はうすうす予感していたのだ。
このド田舎のレトロ親父が反応したという事は、これは全(国)共闘なのだ。
私が反応したから、この運動は広範なのだ。

>ハンドルから察しがつくように、私は仙台にすむ。また、連帯サイトのサーバも仙台にある。もちろんノンセクトであるので4トロはじめ、管制塔闘争を主導した赤ヘル3派とも縁がない。
Webマスター 北@仙台
週間管制塔タイムスより

初めて管制塔被告連帯基金支援WEBサイトの管理者が名乗りを上げた。
首都ではなく北の杜、仙台の地にサーバーと管理者が居ると言うのも実に良い。
反応した一人が、彼の地よりも辺境のド田舎に住むこの親父というのも良いではないか。
ここでは、皆が本音で語っている。
カンパは当然当たり前、礼の一つもよこさない何処かのセクトとは違う。
親父はコミュニケーションが欲しいのだ。
出したお金への気持ちが欲しいのだ。
この全てに、今回の取り組みは応えてくれた。
目指すは1億2300万円。


■2005.10.27  morning   管理人 wrote

ここ数日管制塔サイトには、コアな元セクのお兄さん方が涙ながらに登場している。
そりゃ〜そうだ、こんな軟弱なノンポリ元共も登場したのだから。
筋入りの彼らが登場するのは当然至極。

Jさんが披露してくれた「9月20日K君からの手紙」、連れを亡くし難病を抱える子を待った元セクの仲間が差し出した2万円。
元プロ統一さんの今日の書き込み、失業中の先輩が差し出した数千円。
金額の多少はもちろん重要だが、それは出せる者が精一杯出せばいい。
レトロと馬鹿にするならすればいい、お涙頂戴と謗らば謗れ、
運動は湧き出てくる気持ちなのだ、それをこのカンパの運動は改めて思い出させてくれた。

こな糞な若造、お前らにそれが分かるか。


■2005.10.29  morning   管理人 wrote

昨夜は金曜サロン。
管制塔サイトの勝利宣言と集会のビラを急遽プリントし持参。
何名かの方にはカンパを頂いている。
会長女史からもカンパをいただいている、「この運動をどう繋げていくかが課題でしょう!」
相変わらず手厳しい。

会の後半から疲れで集中力ゼロ状態。
皆の隙を見て居眠りをこく。
先週は巡業出張に土曜出勤、
今週は旗日も無く目一杯働いたのだ、金曜日の夜はドット疲れが来る。
会長女史の、「チラシが足りないの!」の一声にハット我に返った。

帰ると妻が「遅かったのね、一緒に食事に行こうと思っていたのに・・・」
簡単な夕食を取り、早々と床に就く。


■2005.10.30  morning   管理人 wrote

昨日は定例の街宣行動日。
イラクの現状をフリージャーナリストにリポートいただく講演会への呼びかけ。
定刻には相変わらず3名、「しゃあない、始めるか」、アーケード繁華街に散る。
10分程すると仲間が1名、また1名と増え、昨日は何と7名の大量動員。
現金なもので自然と呼びかけの声が大きくなる。

嬉しくなって皆でお茶に行った。
金曜の夜は殆ど腑抜けだったが、爆睡のお蔭でリカバリー。
会員各々が取り組んでいる事の情報交換。
日中、河川の暗渠化反対・自然保護活動、反原発、女性九条etc・・・・、私は勿論管制塔カンパ!。
しかしまあ、皆個性豊かだ。

帰宅して夕刊に目を通して、フリーズ。
ド田舎の地方紙の夕刊*面、管制塔カンパ記事がトップで載っている。
共同通信配信かなと思い、ネットで関連情報を調べるがそうでもなさそう。
私の地元で、この手の(失礼!)ネタを記事にする記者は居ないはずなのだが。
*面トップ、*段抜きだよ。
よっぽど新聞社に電話しようと思ったが、かろうじて思い止まった。

あまり詳細情報は避けたいので、証拠の新聞写真だけ貼っとく。

 

■2005.10.31  evening   管理人 wrote

アッテンボローさんのブログでは、革命的恐妻主義者としては厳しい交渉となるだろうと、悲観論が混ざった展開を述べています。
私も腰が半分浮き上がっているのです、
11.11の勝利集会の、美味しいところへ馳せ参じたいのですが。
10月に2度の上京を決行しているため、懐は底を着き厳しいのです。

この田舎からでは、往復の飛行機代だけでも馬鹿にならないのです。
妻が「ナイトクルージングのバスが割安では・・・・」と優しく(?、のたまうのですが。
4〜5年前に決行しましたが、
ダメですあれは、体がバラバラになります、再起不能の恐れがあります。

という訳で、早々と11.11への結集は断念したのですが。
伝手があって管制塔サイトの関係者と繋がることがありました。
当日はリアルタイムに近い状態で、刻々と状況をアップロードする(かも知れない?)と内緒話を聞かせていただいています。

でもね〜、やっぱLIVEは違うの!
シュピレフコールが聞きたいの!


■2005.11.1  night   管理人 wrote

そうだ、そうだ、とただただ納得。
先日、掲示板に書き込みを頂いた菊地原博さんが10月2日の時点で、管制塔サイト掲示板に以下の事を書いている。

>労働組合活動をやりながら、地域の大規模開発の反対運動をやっているK君とは「昔のカンパ運動は大抵、うまく行かなかった。今回はどうしてうまくいっているのだろう」ということで、少しやり取りをした。そこでは、「キーワードは『個人』『心−正義や人間の良心』『インターネット』ではないか」と書いた。

 つまり、組織やグループの指令や割り当てでなく、自発的に動き出した個人の声が大きかったこと。国家権力の非道さに対して、許さないという明確でストレートな声を上げたこと。そして、それをインターネットで肉声として、速やかに伝えることができたこと。この3つではないかと考えている。

ウ〜ン、理路整然が苦手な私には、この文章は救いだ。
若造がすぐ人の文を引用すると責められているが、年寄りだから許して欲しいのだ。
私が言いたかったのはこういう事なのだ。
これだと皆もよく分かるだろう。
インターネットを除けば日大闘争と同じなのだ! 


■2005.11.2  morning   管理人 wrote

一昨日、天野屋さんから携帯が鳴る。
「昨日滑り込みでカンパに行ったよ、理工も我孫子もするって言ってたよ」
31日ギリギリでのカンパに成った。
先日会った時もカンパの事はぜんぜん話題に上がっていなかったので意外な気持ち。
天野屋さんのいう理工とは私の事ではない。
天野屋さんが勝手に称する利根川共闘という有志団体、理工学部習志野闘争委員会の後輩。
我孫子さんも同じく利根川共闘の元・明大黒ヘル。
かつて明大赤ヘルと一線(?、を交えた恩讐を乗り越えてのカンパとなる。

今日、お昼に又しても天野屋さんから携帯が。
「理工OBは11日に来るのか?」
利根川共闘は馳せ参ずるがどうするかとの催促。
私は貧乏で行けないのだと嘆く。

当日はゼッケンを付けて私の代理としても行くという、涙が出るではないか。
羨ましいのと妬みも混じり、忠告を一つ。
「”元・日大全共闘”名のゼッケンは止めといたほうが良いよ」
「かつて日大全共闘は政治闘争には組織的に参加しないという伝統だから」
「あくまで個人参加、ゼッケン名は”1968年日大組、これなら先輩諸氏も怒らないよ」

カンパと集会参加の発意は、「よ〜し、個人の任侠道」。
利根川共闘と任侠道、なんかしっくり来るなあ!


■2005.11.3  night   管理人 wrote


「管制塔被告連帯基金」は10月29日に目標を達成いたしました!

よっっし!


■2005.11.9  morning   管理人 wrote

11日が間近に迫るほどに、私の腰は浮き上がってくる。
もう殆ど中腰状態に。
諸般の事情(極めて単純な理由だが)で結集を断念しているのだが、
こんな気持ちは久しぶり。

ローカルは不景気風が強まる一方。
不景気風が強まると、桶屋の如く私は忙しくなる。
瞬く間に週末は業務のスケジュールで一杯に。
更に運命は皮肉だ、来週後半に首都圏への出張が入ってきた。
もう一週間早ければ・・・、
こんな悔しい事も久しぶり。

「終われなかった事が反省点としてあります・・・・」
管制塔サイトでつながった方から、かつての運動についてこんな事をお聞きした。
「どう引き続いていくか、という課題もありますが、
カンパの運動も、管制塔サイトも期日を切ってきちんと終わります」、というようなメールを頂いている。

潔いと思うのだが、これはダメ親父の発想ではない。
そうは言っても人生は続く、
女々しい私は寂しいのだ。


■2005.11.11  morning   管理人 wrote

夜9時前、残業中に次男坊からの携帯がなる。
「父さんもう仕事終わったの?」
飲み会が早く終わったので乗せて帰れという催促。
かなりヘトヘトになっていたので残業を切り上げ息子を乗せて帰路に。

息子は助手席でダウン、BGMのオールマン・ブラザーズ・バンドのボリュームを少し絞ってやる。
ヘトヘトの親父と、グテングテンの息子二人、これはあまり絵にならない。
学生時代はサークルも入らずコンパも行かず、ギターばかり弾いていたというが、
サラリーマンになって連日の飲みよう、随分の変り様だ。

昨夜から、管制塔カンパ関連のメールや書き込みが頻繁。
最後の最後、大詰めの局面で緊張感が走る。
10月29日の共同の記事で、大御所の朝日やNHKが動き始めたという。
”社会現象”としてニュースバリューが出てきたということか。

それにしても、連帯サイトにもある門真市の戸田さんの事が気になる。
以前から戸田さんのホームページはちょくちょく拝見していたが、今回の管制塔連帯サイトでグッ〜と身近に感じ始めたから不思議なものだ。
しかし、今日の叩き返しの行動と勝利集会は、とりまく「公安」で溢れかえるだろうな。
1968年日大組(世を忍ぶ別名)の皆、ゲバルト集会ではないので無茶はしないでね。

追記
先程、管制塔サイト訪ねたら、早速リアルタイム(少しズレ有り)ページが出来ている。
ドキドキだ。
今日は仕事どころじゃないな。


■2005.11.12  night   管理人 wrote

ジャスト24:00、妻が私を起こしに来る。
先程から電話が鳴っているが怖くて出れないとの事。
我が家はナンバー表示の電話、知らない番号からだという。
寝呆けていると又鳴る、
「アッ・・・、この局番は」、受話器を取った。

「もしも〜し、天野屋です」
勝利集会から今帰り着いたところらしい。
「本当にいい集会だったよ、セクト違うのに皆んな一つになって」
「Jさんが居て『何で来たのだ?』って云うから」
「『皆を代表して来たんだ』、って云ったら、Jさん泣いちゃって」

私は寝呆け頭で「ウンウン」って相槌を打つ。
少し遅れのリアルタイム、管制塔サイトの勝利集会のレポートを頭に浮かべながら相槌を打つ。
「『1968の管理人さんか?』、って一杯声を掛けられたよ」
行きたかったな!

法務省・国土交通省に対する声明

                          三・ニ六管制塔元被告団

 二十七年前の管制塔占拠闘争に対する損害賠償請求は、今年七月時効
を迎えようとしていた。
その直前の四月、突然一億三百万円の強制執行を始めた法務省・国土交
通省殿、あなた方が、給与の四分の一や全てを満額に達するまで納め続け
よとした全額がここにある。
これは、お金ではない。
これは、十六人の私達被告を今度こそ本当に人民の懐に奪い返そうという、
全国の人々の暖かい思いの涙の結晶であり、正義と道義を愛する熱い魂
である。これは、私たち十六人の管制塔被告の生存を奪い去ろうとしたあな
た方の仕打ちに対する、人々の憤怒であり、一億三百万の怒りの炎である。
あなた方は、失敗した。
国の非道を正すために戦った私達は、万余の人々によって守られ、壊され
ることのない勇気と信頼、人々との繋がりは以前にも増して深かまった。
それだけではない。
職場を奪い、家庭を破壊し、生存を脅して私達被告を苦難に陥れようと十年
間も密かに準備し、時効直前に強制執行の暴挙に出たあなた方の策略は、
全国の人々の心に、怒りの炎を燃え立たせ、憤激は大河となった。普通に
生活している私達の同僚、友人達を、みんな敵にまわしてしまった。二十数
年連絡もしないでいた人たちが、深いところで繋がっていることをみんなが
知った。離れ離れになっていた被告が一つになった。被告団は十数年ぶり
に団結した。
感動的な再会があった。
胸の熱くなるメッセージが寄せられた。生活を削って多額のカンパが津波の
ように寄せられた。少ない年金の中からの基金も頂いた。それは四ヶ月で
一億円をはるかに突破した。お国に逆らった者に対する見せしめにしようと
する狙いは覆された。
献身的に戦うものは必ず救われる。
一億円の基金を四ヶ月で集めるといういまだかってない事業が、全国の驚く
ほどの人々の熱い協力によって見事に成し遂げられた。三里塚闘争の三十
七年は、この国の民主主義の問題において、農業問題において、地球環境
の問題において、多くの原則的な事柄を、全国の人々にさらにはフランスの
ラルザックなどを通して全世界の人々に提起し続けてきた。今ここに、不合理
と戦うものは必ず救われる、必ず報いられるという原則がそこに付け加えられた。
見事に実現されたこの原則と約束は、今後のあらゆる戦いの場で貴重な財
産となり、大きな力となって、権力の不条理に立ちはだかるであろう。三里塚
で、畑を耕し、家畜を育て、大地に根をはるようにして暮らしている数戸の農
家の屋根を擦るようにしてジャンボ機を飛ばそうとしている非人間的な仕打ち
を許さない巨大な石垣となるであろう。
さあ、国の非道を許さぬ人々の真実と正義を愛する心の結晶を受け取れ。
私たちを深く包み、解放してくれた全国の人々の熱い心を受け取れ。
我々一六人の被告は、全国の人々に涙ながらの感謝の気持ちを表明しなが
ら、限りない怒りをもって一億三百万の熱い魂を、あなた方、法務省と国土交
通省に叩きつける。

二〇〇五年十一月十一日


■2005.11.13  morning   管理人 wrote

>【和多田さんの「敗北宣言」??】 by まっぺんさん

元被告の真打として発言の中で〜
(正確な発言は、追って報告されます。打ち上げの発言もごっちゃになってます。汗)
『俺は、今度という今度は、柘植に負けた!』と、【満面の笑顔】でうれしそうに語った。
『請求が来たとき、俺は自分の金は全部出して、「3党派を恫喝してでも」、1億円をかき集める方針を出した。
病気のくせに柘植は、「全国の人々に呼びかけてカンパを集めよう」というズブズブの大衆運動路線を出してきた。
俺は、「今の時代に、そんなこと出来るわけないだろ」と一蹴した。
柘植は、年甲斐もなく、それをインターネットでやるという???
すると・・・、あれよあれよという間に・・・、3ヶ月で1億円が実現した。
完全に、完璧に柘植に負けた。
明日から、パソコンに触ってみようと思う・・・』

(レッドモール掲示板同窓会二次会より引用)

この内容は今日の管制塔サイトの被告団の発言の紹介にも出ていますが、今回の運動を端的に言い表したものと思います。
初老の手習い、脳味噌フリーズ、白髪逆立ちでインターネットを憶えた私としては、その力の大きさを薄々感じていました。
インターネットの怖さと言えば、挙げれば限がありませんが、良くも悪くも、インターネットは大きな存在で、無視できないものになってきました。
このカンパの運動は、今後の色んな運動に影響を及ぼすと思っています。

掲示板に登場する”エデンの東”さんが「○共は大衆運動をやらなくなった」と言われたのを憶えています。
大衆運動は基本的には党利党略から組織されますが、それ自体を広めていくのは人の思いです。
党利党略だけでは決して大衆運動は大きなものにはなりません。
私(達)はその一部始終を日大闘争(大衆運動と思っています)で経験しました。
○共は大衆運動をやらなくなったのではないのです。
人の心を理解せず、党利のみに活動を純化し、自分たちだけで固まるのが精一杯で、大衆運動が出来なくなったのです。

カンパをズブズブの大衆運動でやると決断されたこと。
最後まで大衆を信じたこと。
他を批判することなく、運動の大義から決して外れなかったこと。

今回の運動の核心を担われた方々に、私は最大限の敬意を表します。

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我孫子aaghさんが3回読んで4回(?)涙し、「これはある種の”詩”だ」と評した声明文(12日掲載)。
妻にも読んでもらおうとプリントした。
ふと見るとプリンタの後ろにトンボが、
ハグロトンボが綺麗な標本状態で鎮座していた。

 

 

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