■2015.05.29 morning
管理人 丁度、四半世紀前の写真になる。 クルーザーを購入して間もない、次男坊が小学五年生の頃。 日帰りクルージングの1コマ、隣で息子をサポートしてくれるのは同じヨットクラブの仲間。
次男坊、ティラー握らせてもらって上機嫌。
船を買い求めた頃、皆が家族を連れて海に出た。 最初は勢いで船に乗り込んでくるが、殆どが船酔いで二度と乗るといわなくなる。
妻もひどい船酔いで、船はもう二度と乗らない派。 そんな中で我が息子達、鈍いというか船酔い知らず。 この後、中学に上がる頃にはディンギーを仕込んだ。
簡単に沈するのが楽しいらしく、一夏だけ何度か練習に通った。 何度目かのこと、友達を連れてきていいかと云う。 夏休みの早朝、待合の場所でその友達を拾いハーバーに赴いた。 待合場所、それらしい友達の姿が見えない。
「友達、何処に居るの?」と息子に尋ねたら、 「あそこに居るよ!」と指さす。 辻角に可愛い女子中学生が立っていた。 父さん、息子の青春を手伝ってしまったのだ(笑。
もう四半世紀も前の出来事。
■2015.05.28 morning
管理人 大きな琴線はもうとっくに切れている。 頻繁にプッツンプッツンと切れるのは蜘蛛の糸のように細いやつ。 切れる度に干からびた魂がスルリといとも簡単に抜ける。
その魂を取り返すのにすっかり時間が掛るようになった。  真っ青な空。 透き通る水。 海は無理だから、せめてプールの底で魂を取りかえそうと思っているが、 其の前にうっとおしい梅雨が来る
■2015.05.26 night
管理人
帰りのJR、駅で真っ赤に日焼けした同年輩のヨット仲間に会った。 「よう、いい色してるね!」 「海、行ってるの?」 声掛けたら、クルージングの帰りだそうだ。 彼とは国体ヨット競技の運営を一緒した仲。 クルージング中、船で一杯やってたとのことで、車で無く真面目にJRで帰宅中だと云う。「それで、退職したらどうするの?」 「又、一緒に船やらないか」 有り難い声を掛けて貰った、経験豊富な彼と一緒に海に出ると何かと心強い。 「取り敢えず体力つけないとね」 「それからだね、そん時はよろしく!」 さすがぶっきらぼうに、今後の予定は「NO
PLAN」とは云わなかった。 総会が済んだ。 張り詰めていた糸がプツンと切れたような感覚。 後二つ出張が残っているが、これは人様の段取りに乗っかるだけのやっつけ仕事。 その後は「海が待ってるぜ!」、なんてキザなセリフの一つでも吐きたいが、そんな気力は失せている。
帰り際、魂が抜けて、ぼーっと。 帰り着いた家でも、ぼーっと。 独りの夜、ぼーっと。 当分は、ぼーっと。
■2015.05.26 morning
管理人 今の職場になって5回目の法人総会、これが最後となる。 私のお役目は活動・収支報告と活動・収支計画の提案。 2014年度報告は自分のやった事だから当然私の責務だが、2015年度計画は後任者が執行管理の責務を担保しなければいけない訳で、後任者の方が適役と思うのだが、
事務局長職はこの総会までとの約定だから、仕方がない。 総会が終われば本格的な引継が始まる。 これまでは引継くための整理に勤しんできたが、これからが本番で期間は一月ほどとゆっくり取っている。
思い出すに私がこの職に就いた時、前任者は病気入院中だった。 急遽の穴埋め役だった訳で、それで前任者は退院=退職で、一綴りの引継書を受け取っただけ、マンツーマンの引継は無かった。
それだけだったが、それで別に苦労した思いは残っていない。 法人運営のイロハは前職場で経験していたし、何より財政的に安定している事が何よりだった。
前職場では金の工面で走り回る状態、それに比べると天国だった。 そんな有難い職場で5年も働かせてもらった、心から感謝している。 自分の”色”は排除し、自分はこうだったからと言わず、しっかり引き継ごうと思っている。
我ながら殊勝な気持なのだ。
■2015.05.21 night
管理人 NO PLAN ! 「辞めたら如何するの?」 最近、会う人会う人に同じ様な質問をされる。
それで、正直に答えている訳だ。 去る者後を濁さず、 ちゅう戒めもあるもので、身辺の整理に勤しんでいる。 デジタルデータはこの間、随分と時間を掛けて整理した。
厄介なのは紙データ類。 今日は相方が居ないのを幸いに朝から書類の廃棄作業に励んでいる。 別に、相方が居ない間の”証拠隠滅”という訳ではない、
シュレッダーは相方のデスク後ろに置いてあるので、煩いモーター音に気兼ねなく作業が出来るため。 これが安物シュレッダーな訳で、連続運転10分でモーター保護のため10分ほど停止、これの繰り返しにトホホ。
半日ほどの作業でブツの半分ほど処理できた。 断舎利ではないが、自宅で自分の物を始末するときは捨てるべきか、残しておくか、未練のため至るところで作業が中断するが、
職場のそれはそれが全く無い。 必要なものはほぼデジタルで担保しているから後がどうなろうが関係ない、躊躇なく廃棄。 90リットルの袋が2つ満杯になった。
■2015.05.19 night 管理人 とあるブログ。 何故、今のNHK大河ドラマの人気が無いかを説いていた。
「行き過ぎた尊王思想に染まったテロリスト集団を描いているので・・・・云々」 ドラマ時代設定をそっくりそのまま現代に持ってくると、 倒幕=政府転覆(決して人民革命ではない)を画策し、テロ実行も辞さない先鋭集団(過激派)=テロリスト集団ちゅう解釈、 尊王とか、救国とか、大義とか、適当に修飾しているが、社会事象としてシンプルに評論すれば・・・・・、 これは私としては思いつかなかった訳で、久々に実に納得。 啄木さんが詠った大好きな「ココアの一匙」、
われは知る、テロリストの かなしき心を 言葉とおこなひとを分かちがたき ただひとつの心を、 奪はれたる言葉のかはりに おこなひをもて語らんとする心を、 われとわがからだを敵に投げつくる心を しかして、そは真面目にして熱心なる人の常に有つかなしみなり。 はてしなき議論の後の 冷めたるココアのひと匙を啜りて、 そのうすにがき舌触りに、 われは知る、テロリストの かなしき、かなしき心を。 んでもって、国営放送はテロリズムとその集団(門徒)を賛美するドラマを延々と放映している訳で、 私は人気が有っても無くても、素晴らしいと思うのだ。
■2015.05.17 night
管理人
礼拝は二礼四拍だそうだ。 巡礼でなく観光なのに、一行は行く所行く所で礼拝を強要される、 私は不信心者ではなく無信心だから許してほしい。 所在無さげに後ろで見ていると、嬉しいかな今回は仲間がもう一人居た。
 
神社仏閣で礼拝しないという”個人的習慣”、19歳を境に続けているが、人生67年に成ろうとしているがこれで特段不都合な事はなにもない。 そうかと言って、私は信心や宗教を否定するつもりは毛頭ない。 否定はしないが、要は”信じない”だけ。 信じない事を信じているので、私だけの宗教を持っているようなもの。 そういう意味で、私は無神論者でも唯物論者でもない。
■2015.05.17 morning
管理人
「貴方、シルバーさんに頼んだら」 三日間家を空けた間に新芽と若葉がグンと伸びている。 目には爽やかな緑だが、これからの刈り込み作業を思うと溜息が。 週後半、ラスト三つの出張のうちの一つをこなしていた。
   
出張は懇親・交流事業。 そうはいっても事業の目的は会員さん相互の親睦だから、私にとっては立派な仕事。 それで退職までは後二つ、一つは愛知で、も一つは山口、辞め際に東京も有ったがそれは後任者に代わってもらった、東京はもういい。 二つは在来線と新幹線乗り継ぐので基本は体力勝負、 やっと後二つなのだ・・・・・。
■2015.05.06 night
管理人
疲れた。 仕事に疲れたのではない、 休みに疲れた。 何もしない事に疲れた。五連休、 全く何もしなかった訳ではなく、唯一したのが妻の実家に出向いての花壇の手入れ。 年老いた義母独りだから草ぼうぼう、妻も世話に忙しくそこまで手が回らない。 大きな薔薇も、何年か前に植えたクリスマスローズも、すっかり雑草に覆われていた。 薔薇に毛虫はつきもの、これ常識。 だから、十分注意し長袖シャツにゴム手袋、完璧だと思った。 所どころ背丈ほどに伸びた雑草に半日がかりの作業。 途中で腕がチクチクしたが、夜寝る頃には右腕が真っ赤に腫れあがっていた。 作業着の厚手シャツでなかった事、猛烈に反省したが後の祭り。 夜中、痒い、かくと痛い、でもかかずにいられない、痛い、そんなこんなで殆ど寝られなかった。 五連休の出来事はそれだけ、 勿論、飯も食らい、風呂に入り、掃除洗濯し、買い物に行き、生きてるから息もすれば水も飲む 人様と違うのはテレビを観ないことぐらいだろう。 そうそう、五連休、右腕もあって酒も飲んでいない。 毛虫で往生したことぐらいでそれ以上の特段な事は無い。 それで、私はもう何ヶ月もしない内にエンドレスの連休に入る。 五連休の休みで疲れていると、 エンドレスの連休だと、きっと人生に疲れてしまうだろう。
■2015.05.05 morning
管理人 断わっておくが付き添っただけ。 先日、次男坊達のお宮参りに付き合った。 日頃、神社仏閣参拝せずちゅうポリシーながらも、外で待ってるわけにもいかず境内に。
という事は、やっぱり参拝になるのか? 
「貴方この写真、親子のほのぼのとした雰囲気、いいですね!」 帰りがけ、遠くから息子たちをコンデジで何気にパチリ。 実はこのスリーショット、脇には妻も映り込んでいるのだが、
邪魔なもの(笑)は取り除きトリミング、プリントしたらやたら妻が褒める(笑。 褒められるとその気になるのが常。 「写真ちゅうもんはな、動きを止め撮るとどうしてもぎこちなくなる」
「流れる時間の一瞬を切り取るようにすると、さりげなく自然な雰囲気が撮れるのさ」 息子たち三人が上手くまとまった意図せぬ単に偶然のショットなのだが、、
上から目線で、蘊蓄こめて妻に写真理論を披露した。
■2015.05.04 morning
管理人 まぁ〜、基本がお節介のお人よしだから仕方ないのだが。 最後までお人よしの馬鹿を務めるのもそれはそれでいいのかもしれないが、事情が余りに余りなので考え込んだ。
「かなり主旨(私めの同窓会幹事代表のお役目)ちゅうか〜、違うんじゃないか?」 私の単純な思考回路でさえそう思った訳だ。
要約すると、 「今月末、彼女が関東から帰省してくるそうで、彼は(飲みに)誘われたらしい」 「けど、二人っきりで飲むのではなく、皆で飲もうとその彼から俺に(飲み会の)段取りのご指名があってな・・・」 「しかし俺はその日用事があるので、その役目お前さん代わってくれないか?」 ちゅう、同窓会幹事を一緒にやった奴からメールが入ってきた。 話の筋から言えば、体よく”逃げた”、たらい回しのメールなのだ。 彼と彼女とは4月11日の日記に綴ったくだんのお二人。 メールくれたのは、其の晩の見てはならない現場に同席した同窓生の一人。 ワタシャ〜思うのだが、彼女は積極的、彼は腰が引けている訳で、 あの晩のその後、何がどう展開しどう現在に至っているのか悔しいので関知してないが、ヤバイと思うのなら彼は(彼女の誘いを)断ればよい。 それが未練タラタラで、無関係の私らまで厄介事に巻き込もうとしている・・・と私は冷静に状況分析し、当然、メールの主も同じだろう(笑。
   話は変わるが、 未明、窓の外でブンブンと羽音がする。 網戸とガラス戸の間に虫でも挟まったのだろう。 煩いのでどうしようかと迷ったが、未だ暗かったのでそのまま寝入った。 それで午前四時半起床、周りはまだ暗い。 起きた時はもう虫の事は忘れていた。 明るくなってカーテン明けて光を入れた。 窓の外を見ると、 ムッッ・・・・・・・・ 大きなススメバチが網戸とガラス戸の間に、蜂は夜は行動しないから昼間から挟まれていたのだろう。 逃げないように網戸の外から殺虫剤を浴びせた。 一時間程そのままにしておくと蜂は事切れていた。 夜中、何気にうっかり窓を開けていたら・・・と思ったら、かなりビビッた訳だ。 ノンポリ野郎が体よく逃げた案件を同じ様に逃げるのは元単ゲバの沽券に関わるが、そんな事を言っちゃいられない訳で、 君子危うき厄介事に近づかず、なのだ。
■2015.05.01 morning
管理人 昨日、所用で新聞記者と名刺を交わした。 頂いた名刺の名前を見て、もしかと思い尋ねた。 「ひょっとして、先日の辺野古の記事書いた記者さんでは?」
当人だった。 娘さんと連絡とって貰うようにお願いしたのだが、 当地を遠く離れ辺野古で頑張る娘と生き別れになっている父、
事象だけは世間が興味を引く”浪花節”の色合いがあるから、記者から色々と突込みがあった。 それで、生き別れになった詳しい経緯を話してよいものかどうか躊躇した。
個人情報がどうのこうのというのではなく、今までの経験則のブレーキが働いた。 経験則とは、 かつて2007年秋、番組を作ってくれたNHKのBS-hi某ディレクターや産経の記者さんなどの稀な例外は別として、
普通というか一般的なマスコミは私らが思っているほど私らの”経験”や”あの時代”に興味を示さない。 ちゅうか、私らの時代はもう忘却の彼方にある。
だから一見”浪花節”的な事象の裏に、かつての凄惨な出来事が絡んでいるのを説明しても、今時の記者には整理の枠を超えてしまうのではと勝手に思った。 それに世間様が忘却というか感心を示さなくなった事象を語っても、記者は反応しない。 まあ、そんなこんなで、
「まあ〜昔色々ありましてね」 自虐的に言えば、既に私らのあの時代は「色々ありましてね」の範疇、それが偽らざる現実。 「彼(後輩)は会いたがっていますが、娘さんの方がどうなのか、聞いていただければ有り難いです」
説明は中途半端になったが、私の名刺を渡し、連絡を待つことにした。
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