■2016.08.25 morning
管理人
法師温泉は長寿館、
四万温泉は積善館、
そして草津温泉は草津ホテル。
先日キャンセルした温泉宿、どれも私の様な年金生活者には贅沢すぎる老舗の宿だった。
隊長から旅行計画を受け、航空チケット、レンタカー、そして宿の手配を進めるのは事務方の私だった。
「**さんいいですか、この日程ではどれも二万円をオーバーする宿ばかりですけど」
手配依頼した旅行社から確認があった。
「仕方ないよ、隊長がそれで行こうというのだから」
先日入った喫茶店、たまたま手に取った雑誌。
昨年発行のバックナンバーだったから、雑誌名を頼りに発行元サイトで二冊程手に入れた。
届いた雑誌をあらためて部屋でゆっくりめくる。
行ってみたい温泉、泊まってみたい宿、紹介ページに私らが訪れたところが次から次。
2013.7.21 川原毛大湯滝
たった二人で全共闘を旗揚げした亡き友。
そのリーダーシップと、高校大学を通じた山岳部での豊富な経験が相まってこれまでの旅行を組み立てていた。
計画には彼独特のこだわりと、一度決めたら譲らぬ強引さもあった。
そんな旅行計画に皆の連れ合いも含め誰からも異存はでなかった。
今更に振り返えると、
この四年間で彼の企てた旅行にどっぷりはまり込んでしまった私と、その内容が雑誌紹介を凌ぐ”濃い”もので有ったことがよく分かった。
今後、事務方・補佐役の私では引継ぐその役に及ばぬ無力感と、
かけがえのない友を失った喪失感がますます深まる。
■2016.08.21 morning
管理人
妻の実家の庭木の手入れを終えた帰路、立ち寄った喫茶店。
「貴方、ここ行ったですね」
「あっ・・、ここも行ったですよね!」
店に備わる温泉を紹介する雑誌、ページをめくり私に見せる。
手に取り雑誌をめくると、次から次に私等が訪れた名湯・秘湯の紹介が続いている。
亡くなった友との旅の情景が次から次と頭の中を巡る。
四年でたった四回の旅だったのに、東北の名湯・秘湯を網羅し巡っている事が雑誌を見ていて今更によく分かった。
あらためて、山岳部出”ヤマヤ”の友、旅のコーディネイトはさすがだった思った。
2012年7月28日、八幡平・藤七温泉の朝
「もう行けないんですね・・・・」
妻が寂しそうに一言。
時間が経つにつれ増す喪失感。
残された四組の夫婦と友の相方、これからどうすれば。
■2016.08.20 morning
管理人
「じっちゃん、プール!」
保育園から帰ってくると開口一番、
プールと言っても庭のデッキにしつらえたビニールプールだが。
段々エスカレートし私に容赦なく水を掛けてくる、お陰で昨日は私も上から下までびしゃ濡れ。
「じっちゃん、かき氷、今日はいちご!」
プールを上がると、玩具のような氷かき器でシャカシャカ、
かき氷を食べると私の膝で本読み。
このパターンが此処のところの定番となっている。
「隊長が亡くなったので、キャンセル料掛かるけど旅行は中止にしていいだろうか?」
通夜の席で参加各員に、皆納得してくれた。
先日旅行社に手続きに、飛行機は早割予約なのでキャンセル料50%。
一旦、全員分立替え払いしてキャンセルした。
旅行社の方、
「**さん、亡くなった方の死亡を証明する物がありますか?」
「本人と奥さんのお名前が記されている香典返しの礼状でもいいのですが」
聞くと、死亡の場合本人キャンセル料が免責になり後日払い戻しがあるという。
それとキャンセル料免責は配偶者も対象になるという。
キャンセル料を亡くなった家族に請求するのは心情的に辛かった。
死亡とは止む負えない事情の最高位に位置しているのだろう。
■2016.08.15 morning
管理人
日の出前、庭に佇んでいると冷やりとした風が頬をなぜていく。
秋はもうそこに来ている。
「山が好きだった父が山の日に亡くなりました」
「山の日には父を思い出して下さい、本日は有難うございました」
喪主を務めた息子さんが謝辞をそう括った。
8月11日朝一報、12日葬儀打合わせから13日通夜、14日告別式、火葬・骨上げまでこの三日間ご遺族と一緒させて頂いた。
地元大学全共闘をたった二人で始めた高校同窓生、そして東北秘湯ツアー隊長が8月11日の山の日に急逝した。
彼は高校大学を通じ山岳部、人生を通じ山をこよなく愛した。
私はヤマヤの彼が計画した東北秘湯ツアーに2012年から四年間参加させてもらい沢山の楽しい思い出を貰っている、
今年は東北を降り北関東巡りを10月に予定、既に準備万端整っていたのに。
合掌
■2016.08.08 morning
管理人
木曜日、はなちゃんと遊園地。
金曜日は妻の実家、土曜日は我が家と二日連続墓掃除。
日曜日は立秋、息子達が全員が集った。
はなちゃんはデッキにしつらえたプールではしゃぎ、疲れて私の寝床でスヤスヤお昼寝。
 
2014年6月と2016年8月、随分と大きくなりました
妻の墓所は石とジャリで整地され手間はないが一方我が家は山墓、手入れを滞ると雑木がはびこりたちまち墓まで山が降りてくる。
大木に覆れた墓所、2〜3ケ月でもう一面に落ち葉や枯れ枝が積み上がっている、隣の墓地は廃れてもう十年以上、ほとんど山に覆われている。
それでついでに少しだけだがお隣さんも掃除して差し上げた。

早朝五時から二時間程の作業。
七時を過ぎ、木陰に強烈な木漏れ日が差し込んで来る頃、妻が汗をぬぐいながらお供え物を持って上がってくる。
山から山墓を守ると言う事、特にこの時期は相当な苦役、多分この墓も私の代までだろう。
■2016.08.03 morning
管理人
四六時中、家に居るようになって二度目の夏、
未明から早朝は草木の手入れ、夕刻からは孫娘の保育。
日中は主に読書、一階の居間でエコな扇風機に当りながら、家ちゅうもんは構造的にどうしても二階より一階の方が涼しい。
勿論、この間に掃除洗濯、買い物、それに台所の片付けなどの家事全般、偶のプール通いが入り毎日が同じように過ぎていく。
そんな繰り返しの中で昨日は教会の茶飲み会へ。
直近選挙が話題に。
色々と話は出たが皆の見方が一致したのは、
「民進党は別とし、共産党の基礎票、前回の宇都宮さんの獲得票、それから考えると今回は完全に”滑った”選挙」
世界史や考古学全般の本を読む上での必需品の世界地図帳は高校教科本(帝国書院版1500円+税でさすが教科書安い!)で先日アマゾンで購入、地球儀は納戸で見付けた息子達の物。
それで以下はあくまで私の意見だが、
「二番手、三番手も当選する選挙は別とし、一番しか受からない自治体首長選挙で、国政をメインに語るのは戦術的に如何と思うし・・・」
「勝敗は巷のおっちゃんおばちゃんの動向で決する訳で・・・・・」
「私等に受けるような事を訴えていては絶対選挙に勝ってこない」
「それを訴え出した時、ああ、これはダメだと私は思った」
「勝敗責任は候補者ではなく後ろの選対」
因みに「私等」と言うのは「左翼全般」、「それ」は「反核」とか「安保法制」を指す。
「私等」は老いぼれ特定(少数)集団、
「それ」で動くのも固定かつ硬直化した特定の老いぼれ(少数)集団のみ。
今回も、これまでも、一貫してこの法則で選挙ちゅうもんは動いており、繰り返し同じ結果を見ているのに、
こと選挙で勝とうと思うなら、私等に嫌われるような事を言わないと。
まあ・・・・
私等は社会的にマイノリティー。
猛暑でボケたと言われようが、はたまた大衆迎合と言われようがいい。
それと別件で微妙な言い回しになるが、
妥協なき玉砕主義ももう止めようよ、
手を上げて負けても、妥協して謗られても、いいじゃんか。
これが私の自虐的思考なのだ。
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